おはようございます。
原口です。
本日は
閑話休題
ジャニー喜多川社長
について記事を
書かせていただきます。
社長はユーモアに溢れ、
お話し好き、仕事人間。
3回しか会っていない中で、
大きな影響力を与えてくれました。
初めてお会いしたのは
社会人1年目。
六本木のマンション。
V6のアーティスト写真、
ジャケット写真、
ジャケット内に
使われる写真の確認に
いった時。
それは回顧録初期に登場した
上司Sさんから言われた事から。
原口、ちょっとこの写真持って
確認とってきてよ。
→はい!どこにいけばいいですか?
六本木。
→これなんですか?
V6の写真な。
→あ、じゃぁ六本木の
ジャニーズ事務所さんですね。
ううん。
→?
ジャニーさんの家。
今、住所メモるから。
→え?え?待ってください。
どした?
→いや、自分会ったことないです。
いや、みんなねぇよ笑
大丈夫。
いつもチャイムを鳴らしたら
お手伝いさんが出て、ポストに
入れておいてください。って
言われるから。
→あ、そうなんですね。
うん、だから気軽にいってこいよ。
何事も経験だ。
→はい!
それからタクシーで六本木の住所へ。
多少迷いながらもマンションへ。
部屋番号を入力して
チャイムを鳴らすと
女性の方が応対を。
どちら様ですか?
→はい!
エイベックスグループの
原口と申します。
ご丁寧にありがとうございます。
本日のご用向きは?
→はい!社長にV6の写真の確認を
いただきたく、お持ちさせていただきました。
少々、おまください。
→はい!
ポストはどこだろ?
A4サイズだしポストに入るし、
どこかさがさないt
お待たせしました。
→はい!
おあがりください。
→????
え?え?
ポスト投函じゃないの?
上がるって・・・・。
・・・・。
うぉ!超レア!
話のネタになるかも!
あ、やべ。
俺、格好、めっちゃラフだ。
もしもし?
おあがりくださいー。
→あ、はい!失礼します!
エレベーターで指定階へ。
玄関前のチャイムを鳴らして
ドアが開く。
そこには小さなおばあちゃん
家政婦さんが。
どうぞ、おあがりください。
→はい!失礼します!
奥にどうぞー。
→はい。
レースのカーテンから
光が差し込む明るい部屋内。
写真をテーブルに置き、
外を眺めて振り返ると・・・・。
小さなおじさんが
写真を見ている。
あれ?お手伝いさん?
男の人もいた?
これ、良いね。
→??
この写真、愛に溢れてていいよ。
→????
これOKだよ。
こんにちは。
ジャニーです。
→!!!!!!!
ひいき目に見ても
大プロダクションの
社長には見えません。
それは後年、大間違いだった事に
気が付きます。
あ、初めまして!
→はじめまして。
新人さん?
はい!
今年の4月に入社になります。
→すごく元気いいね。
いつもはポストに入れて
もらうんだけど。
すごく声大きくて
朗らかだね。
会ってみたくなっちゃったよ。
はい!
ありがとうございます!
→座りなよ。
何か飲む?
はい!
いただきます!
→気持ち良い返事だね。
社長はユーモアと独特の雰囲気と
何よりも穏やかな空気の持ち主でした。
そして何よりもお話し好き。
そこから2時間くらい
話をさせていただきました。
大半は社長は僕の事を聞き、
笑顔で受け答え。
その中でも社長からお話を
いただいたのは裏方の人間は
表に出るべきではない。
という事。
僕もそれを本業では
貫かせていただきました。
野猿さん等のプロジェクトで
表に出てと依頼がきますが、
頑なにお断りをさせていただきました。
それが最初の出会いでした。
時間いっぱい使わせちゃったね。
→とんでもないです!
こちらこそ、申し訳ありません。
ううん、楽しかったよ。
またね。
→失礼します。
次にお会いするのは3年後。
僕は会社にいた間に3回、
お会いさせていただきます。
社長の良いところを勝手に
吸収をさせていただきました。
続く。
本日はここまでになります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
みなさんにとっていい一日に
なる事を願っています。