おはようございます。
本日はスクール生限定の
ツアーの日
笑顔になってもらえるように
頑張ります！
本日は
回顧録「ザ・せどりスクール」
立ち上げ編
「名古屋セミナー前半戦」
について話を
していきます。
前回のあらすじ
始まったセミナー。
いつもの通りの開始ではなく、
原口は来場者に向かって、
話しかける。
お礼を。
GIVEの大切さや交流と
考え方をしっかりすれば
稼ぐことができる事を。
そして、お詫びを。
岩田君が体調不良の為
途中抜けることがあるかも
しれないという事を。
これは岩田君が電話サポートで
抜ける為の布石だった。
勝つための布石が整った。
幕の内「た」っ歩は
チャンピオン伊達をコーナーに
追い詰め、体を振り始めた。
そう、ヒッポホップのリズムで
踊り始めたのだった。
いや、そこはデンプシーロール！
そんな、ヒップホップ感は
一切なく手に汗握る展開の連続。
「はじめの一歩」はコミックス
好評発売中。
※あらすじの中にフィクションが
含まれます。
本編はこちらから。
セミナーが開始した。
原口はにこやかに
自己紹介を始める。
最初の難関だ。
今日もお世話になった方々が
来てくれていた。
会場を見回しながら話をしていると
目が合う。
目が合うと強いまなざしで
頷いてくれる方。
小さいガッツポーズを見せて
鼓舞してくれる方。
親指を立てて、
いいぞ！
順調だよ！
と無言の応援をくれる方。
嬉しかった。
みなさんがいたから、
ここまでこれました！
みなさんのおかげで！
毎回、その想いが胸を占める。
せどりへの転向の話に入ると
また声が震えた。
きた・・・。
もうパブロフの犬。
条件反射で泣きそうになる。
泣かないように。
面白おかしく話をする事も
考えた。
それは仲間に対しての冒涜に
思えた。
結果、4回目でも声が震え、
涙が目を覆う。
あふれ出ないために上を向く。
来場者が異変に気付く。
もらい涙や暖かい声援が
会場からあふれる。
嬉しかった。
しかし、違った思いもある。
涙で感情を揺さぶるのではなく、
せどりの話で感情を揺さぶりたい。
来場者の方々もできるんだ。
誰でもここまでこれる可能性は
等しくある。
と理解してもらいたい
という思いだった。
涙をこらえ、原口の自己紹介が
終わった。
岩田君にスイッチするタイミングで、
まだ後ろの席にいた高嶋さんに
目線で、
外に出てください
と合図を送る。
高嶋さんは今度はイラつきもせず、
静かに会場を出た。
岩田君の話が始まる。
出だしは好調。
岩田君はもう心配ない。
汗をかきながら、
不器用ながらでも
しっかりと話したい事を
話せていた。
岩田ノートを片手に
会場を見回しながら、
焦ることなく、一人一人の顔を
見回しながら。
会場に岩田君のバリトンボイスが
響き渡っていた。
原口は途中退出してトイレへ行き、
喫煙室によった。
そこには高嶋さんが壁に寄りかかり
煙草を吸っていた。
原口も素早く火をつけ、
煙草を吸う。
会話は何もない。
高嶋さんは目をそらし、
下を向いていた。
部屋を出る際に
軽く頭を下げた。
もうセミナー関連で会う事はない。
怒りの気持ちを抑え、
お世話になった分の
せめてもの感謝の会釈だった。
ドアを閉めて振り返らず、
会場へと向かった。
本日はここまでになります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
みなさんにとっていい一日に
なる事を願っています。
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