おはようございます。
ダイエットをはじめて1ヶ月経過。
計画通りに3kg落としました。
習慣化と継続。
改めて大事だとわかりました。
制限がかかった状態でも
楽しむ方法を見つけてみましょう。
本日は
回顧録「ザ・せどりスクール」
立ち上げ編
「岩田君の思い」
について話を
していきます。
前回のあらすじ
原口、岩田君が加入していた
元塾の塾生と別れ、車に乗り込んだ。
岩田君が口を開いた。
元塾長について。
原口は当時を思い出し、
その出会いと流れ、そして
現状ぶつかりあっている事を
思い返していた。
車は池袋を目指していた。
一台の車が池袋西口に
着いた。
訪れたのは、西口にある
青果店。
トラブルシューターの
「た」ことの元だった。
娘が居なくなった。
と初老の紳士は写真と
共に告げた。
街に出て聞き取り調査を
していた。
しかし、娘は見つからず
8年が経過していた。
そんなザルな情報源では
勤まらない。
「IWGP」
（池袋ウエストゲートパーク）
切なさと危うさを内包した
小説が好評発売中。
※あらすじの中にフィクションが
含まれます。
本編はこちらから
車の中では静かだった。
岩田君も原口もそれぞれが
考えていた。
元塾長の事
元塾がどうなったか
を。
岩田君が口を開いた。
原口さん、自分やっぱり
聞こうと思います。
→・・・・。
原口さんの言いたい事も
分かります。
自分が関わり合いになると
気持ち的にきついって
考えてくれてますよね。
→・・・・。
図星だった。
岩田君は見た目はいかつい。
しかし、見た目に反して
気が優しい。
現に電話サポートの最中に
悪質コンサルに騙された方の話を
聞き、涙していた。
一度や二度の事ではない。
相手の気持ちをくみ取り、
自分に置き換えてしまっていた。
それは原口も同じだった。
元塾長。
だからこそ、許せない。
という想いの結果、
その事を考えると原口は
常にピリついてしまい、
顔つきまで変わっていた。
それを引き戻してくれたのは
セミナーにきてくれる来場者の
方々であり、岩田君であり、
片山さんだった。
岩田君は俺以上にやられてしまう
かもしれない。
という、想いがあった。
だからこそ、岩田君を止めて
自分が動こうとしていた。
元塾生などに連絡をして
情報を集めようとしていた。
岩田君は再び口を開いた。
原口さんが色々動いて
くれていました。
自分も動きたいです。
全然知らなかった事もあるので。
→・・・・。
情報を集めて共有をしましょう。
→・・・・。
原口が危惧していたのは
もう一つあった。
原口は女の子名義で塾に
加入をしていた。
原口の会社名義に変えようと
相談をした。
その際に、女の子に一度、
返金対応をしてもらい、
原口の会社で入り直す。
という相談を元塾長に
直接していた。
しかし、元塾長に
「そのままで良いですよ、
事務局には僕が言いますから。」
と言われていた。
そして女の子は結果、
一度もセミナーや
懇親会に顔を出していない。
何の役にも立たない事を
カリキュラムを確認し、
セミナーの話を原口から
聞いていたからだった。
だからこそ、元塾長はどの女の子が
原口の関係者か分からなかった。
しかし、岩田君は違う。
名前も住所も電話番号も
FASの名簿の中に入っていた。
つまり身元が割れている。
もし元塾長が名簿のデータを
コピーしていたら・・・。
見れる状態にあるなら・・・。
いつでも狙える。
そして家族もそこにいる。
その岩田君が表立って動くより
原口が標的になっていた方が良い。
そう考えていた。
沈黙を破って岩田君が
再び口を開いた。
本日はここまでになります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
みなさんにとっていい一日に
なる事を願っています。
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