おはようございます。
2021年11月1日、V6解散。
前の会社でCDジャケット、特典など
担当をしていたので、めちゃめちゃ
寂しくなりました。
新しい門出。
これから先も個別での活躍を
願っています。
本日は
回顧録「ザ・せどりスクール」
立ち上げ編
「タムラ社長会談4」
について話を
していきます。
前回のあらすじ
タムラ社長の返答を待っていた。
ICレコーダーの内容を聞くかの。
タムラ社長は原口側の話だけではなく
元塾長側の話も聞かないと。
と公平な立場を守っていた。
そのための証拠が欲しいという
考えだったのだろう。
原口はICレコーダーを再生した。
そこには普通の口調から
怒声に変わるの元塾長の声が
録音されていた。
録音された音声を聞いていた。
環境省代表の天海「た」い示は
静かに音声を聞いていた。
学者、田所雄介は海底にある
スロースリップによって
日本が沈没すると予言をしていた。
しかし、政府側の暗躍により
「た」い示は捏造記事で、
立場が危うくなる。
そこで総理に直談判をするため
白装束にはちまき、頭にろうそくを
刺し日本刀と灯油缶をもって官邸に
突入するのだった！
いや、完全に不審者。
そんな不審者は出てこない。
日本を思う熱い気持ちの天海が
活躍する
「日本沈没-希望の人」
は好評放送中！！
※あらすじの中にフィクションが
含まれます。
本編はこちらから
原口はICレコーダーを停めた。
そして、タムラ社長は顔を
覆っていた。
原口は・・・
大丈夫ですか？
続けますか？
と、静かに聞いた。
タムラ社長は何も言わず、
深いため息を吐き、頷いた。
原口はICレコーダーを
再生ボタンを押した。
元塾長の怒声は当たり前だが
再生を停める前のテンションの
ままだった。
通常ではあり得ない状況に
原口は心の中で笑いそうになった。
大人とは思えない話が
続いていた。
元塾の同期、スクールの一期生は
戸惑っていた。
え・・・・。
→えじゃねぇ！
だいたいなんでセミナーなんて
言ってんだよ！
学びが・・・
→学び！？
うちのパクリじゃねぇか！
いえ、それは違います。
ひとつもその要素はありませんでした！
→あ？黙ってろ！
そういうのを裏切りって言うんだよ！
せっかく目をかけてやってんのに！
それは元塾長の100万コンサルに
入らなかったら、ならなかった事
ですよね・・・。
→だから言ってんだよ！
どうせセミナーでも俺の悪口言って
笑いとってんだろ！？
再生を聞きながら原口は
腹が立っていた。
元塾長の話など1mmも出さない。
出す価値すらないからだ。
何度も聞くのは気持ちの
いいものではない。
支離滅裂ですよね。
怒声が続く中、原口はタムラ社長に
話しかけた。
タムラ社長は無言だった。
原口は黙って、続きを
聞き始めた。
原口さん達はセミナーで
元塾長の話なんて出してないです。
→なんてってなんだよ！？
あぁ！？
ぶっ潰してやるよ！
元塾長・・・
それはどういう意味ですか？
→あいつらのセミナーも
スクールも潰すって意味だよ！
潰すって・・・
→おい！
俺を誰だと思ってる！
情報業界でどれだけの人脈を
持ってると思ってんだ！
それ・・・・。
→俺の全てを使って、あいつらを
潰す事なんて、簡単に出来るんだよ！
そんな事・・・・。
→あ？いくらでもできるんだよ！
調子乗りやがって！
元塾長の怒声は続き、
スクール一期生はそれを
黙って聞いていた。
原口は出された飲み物を一口
飲んで、ラウンジのソファーに
座って、天井を見上げていた。
タムラ社長は手を額に当て、
うつむいていた。
今この瞬間は対照的な
二人だった。
元塾長の怒声が誰もいない
ラウンジに響いていた。
本日はここまでになります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
みなさんにとっていい一日に
なる事を願っています。
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