みなさんの応援で成り立っています

 

 

 

最近メルマガが届かないと
言われることが多いです。

 

※もう1年間、
毎日発行しています。

 

※迷惑メールに入り込んで
しまっている場合が多いです。

 

※迷惑メールに入っていたら
救出してあげてください。

 

と切に願う原口です。

 

 

 

おはようございます。

 

 

 

昨日の3月11日の記事で
書かせてもらった東北大震災。

 

 

助けられた側とは

何があったのですか？

 

 

と質問をいただきました。

 

 

 

本日は

 

 

 

回顧録　番外編。

 

「3月11日」

 

について話を
していきます。

 

 

 

2011年3月11日。

 

 

 

13階のアイドル事務所で
打ち合わせをしている時。

 

 

 

ビル自体がスイングしました。

 

 

 

東北大震災が発生しました。

 

 

 

その後

 

3月21日に娘が産まれました。

 

その翌日に原子力発電の
放射能漏れがニュースで流れます。

 

 

 

先輩からの連絡を車でうけた
原口。

 

 

 

先輩は

 

「今すぐ水をあるだけ
買い占めろ」

 

と。

 

 

 

車でニュースを見て
愕然としました。

 

 

 

コンビニに行くと
2リットルの飲料水は
もう一本もなくなっていました。

 

 

 

残っているのは
1リットルの飲料水のみ。

 

 

 

残っている1リットルの
飲料水を全部をカゴに
入れようとしたときに
頭をよぎりました。

 

 

 

俺は娘の為に必要。

 

 

 

だけど・・・・。

 

俺以外にも子供がいる家庭や
ご家族は？

 

水は残らないだろう。

 

情報は錯綜して、
何が本当かわからない。

 

 

 

「煮沸すれば平気。」

 

 

「関係ない、大丈夫」

 

 

「飲むな」

 

 

 

ネットで調べると
科学物質は煮沸では消えない。

 

 

 

なら、この水は俺以外にも
必要なはず。

 

 

 

買い占めるのではなく、
少量ずつ。

 

 

 

打ち合わせ先から病院まで
向かいながらコンビニで
2本ずつを買って、回った
店数は15店。

 

 

 

1リットルの水を30本。

 

 

 

娘が生まれた病院に。

 

 

 

まずは水を4本渡し、
帰ろうとすると

 

 

 

病室で他のお母さんたちが
話をしながらパニックに
なっていきました。

 

「何を信じていいの？」

 

「病院の水や食事の汁ものは
飲んでいいの？」

 

「シャワーは？」

 

 

 

車に戻り、水を取り、
6人部屋の病室にいる
お母さん方に水を

2本ずつ配りました。

 

 

 

取引先にも子供が生まれ、
退院したばかりの奥様がいました。

 

 

 

パニックになっていると
電話で聞き、

 

「水があるから取りに来て」

 

と話をしました。

 

 

 

無垢な子供、母乳が出る
お母さんは綺麗な水を。

 

 

 

それ以外の大人は普通の水を。

※甲状腺異常をきたすまで20年

かかると言われていました。

 

 

こう考え、数日で持っている水は
全て自分の子供の為や新米ママさんたち

に配り終わりました。

 

 

 

3月25日。

 

 

チャイムが鳴り、ドアを開けると
本業でお世話になっていた

いつもの佐川急便さん。

 

 

 

原口さん、
運び込んでいいですか？
→はい？

 

 

 

今回特にすごい量ですけど。
→？？？

 

 

 

これ、入りきらないと
思います。
来てください。
→？？？

 

 

 

マンションの外に見に行くと
4tロングのトラック。

 

 

 

中を見ると下から上まで
ギッチギチに敷き詰められた
2リットルペットボトル6本入りの
飲料水の段ボール。

 

 

 

大量の無洗米

 

 

 

大量の新生児用のおむつ。

 

 

 

全国、北は北海道、南は九州。

 

 

 

本業、プライベートで交流を持つ
仲間や友人、取引先が僕の子供の事を
考えてくれ、足りない、必要なものを
物資がなくなった関東、東北以外から
潤沢にある物資を買って送って
くれていました。

※ヘルプ要請などはしていませんでした。

こちらのことで手一杯だったので、

そこまでまで手も頭も回りませんでした。

 

 

 

その水を全て消費していくまでに
1年ちょっとがかかったくらいに。

 

 

 

おむつは子供の成長で
半分と少しの消費で、
新生児用が使えなくなったくらいに。

 

 

 

水をそんなに使わずに
炊ける無洗米は亡くなるまで

半年かかりました。

 

 

 

今、娘が元気に大きくなっているのは
それがあったからです。

 

 

 

みなさんに感謝を。

 

 

 

と3月25日に送ってくれた
みなさんに娘と僕とで

 

 

 

手紙やメール、お礼の電話。

 

 

 

と毎年恒例になりました。

 

 

 

この経験から。

 

 

 

自分が助けられる側に
回ったからこそ。

 

 

 

何か自分でできる事で
誰かが助けられる。

 

 

 

誰かが見てくれている。

 

 

 

絶望だけじゃなく、希望がある。

 

 

 

と思えたからこそ
他の方に偽善と言われても、
何を言われても、

 

 

 

やらない善よりやる偽善。

 

 

 

を貫いています。

 

 

 

これは強要でも強制でもないです。

 

 

 

無理をする必要もないです。

 

 

 

出来る範囲で、できる事を。

 

 

 

いつ自分が助けられる側に
回るかもしれない。

 

 

 

手を差し伸べてもらった。

 

 

 

だからこそ、自分も
手を差し伸べたい。

 

 

 

こう考えました。

 

 

 

そして、これが
原口が

 

 

命に係わる転売はしない。

 

 

と決めている理由でもあります。

 

 

前回の回顧録

全てを失くす

 

につながる話でした。

 

 

 


今日の原口は何位？

 

 

長くなりましたので
本日はここまでになります。

 

 

 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

 

 

みなさんにとっていい一日に
なる事を願っています。

 

 

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